宇宙開発ベンチャーの米ブルーオリジンが20日、初の有人宇宙飛行を実施した。同社と米アマゾン・ドット・コムを創業したジェフ・ベゾス氏ら4人が乗り込んだ。
ベゾス氏らを乗せたカプセル状の宇宙船は打ち上げから約3分後にロケットから切り離され、上昇を続けた。宇宙空間の始まりとされる高度100キロメートルの「カーマンライン」を越えた後、放物線を描いて大気圏に再突入。パラシュートを開いて地表に帰還した。
ベゾス氏は帰還後の記者会見で、宇宙から地球の美しさとはかなさを目の当たりにし、「畏怖の念」に打たれたと語った。ベゾス氏は「宇宙に行った人は誰もが、それによって自分が変わったと語る。地球とその美しさだけでなく、そのはかなさに驚嘆し、畏怖の念に打たれる、と。私もそれは断言できる」と語った。
(20日日経新聞電子版など)
<参考>AFPニュース(写真もあり)
宇宙旅行ビジネスが急速に進んでいる。また、宇宙機を都市間の高速移動に応用する構想もある(例えば東京→シンガポール間を、旅客機では7時間10分掛かるところを、宇宙船では28分で移動するとのこと)。
ベゾス氏の宇宙旅行の映像、写真を見て、私も宇宙に行きたいと思った。
今後は、安全性の確保、事前トレーニングの軽減、費用の下落が課題となるであろう。
宇宙を体験する人が増えることで、宇宙利用だけではなく、ベゾス氏のように、逆に、地球環境の重要性も再認識され、温暖化対策が促進されることになれば良いと思う。