· 

香港、民主派4議員排除 15人辞職へ 中国統制強化で

 中国の全国人民代表大会(全人代、国会に相当)常務委員会は11日、香港の独立を支持したり、中国政府の香港への権限行使を拒んだりする香港立法会(議会)議員の資格を剥奪する方針を決めた。香港政府は同日、この決定に従って4人の民主派議員の資格をなくすと発表。反発した香港民主派議員は抗議のため、集団辞職すると表明した。

 

*全人代が決めた香港の議員資格剥奪の条件(日経新聞より)

  • 香港独立の宣伝や支持をする
  • 中央政府の香港への主権行使を拒む
  • 外国勢力に香港への干渉を求める
  • 国家の安全に危害を加える
  • 香港基本法を擁護しない

 

 香港の女子大生で日本語での発信でも知られる周庭(アグネス・チョウ)さんは今回の事件について、事実関係のみを紹介するツイートをした。

 本来ならば抗議の意思を示したいのであろうと思うが、香港国家安全維持法などの縛りから、表現活動が委縮されているのであろう。

 

 民主主義を守り、人権を守るため、いまの香港情勢を引き続き注視する必要がある。

 

<青年法律家協会岡山支部HPの下記コラムもお読みください>

 香港国家安全維持法に強く反対する